スリープスプリント
“ 危険ないびき ”たてていませんか?


その日の体調などにより睡眠は左右されます。
身体がいつも以上に疲れていたり、お酒を飲んだ日などにいびきをかく方は多いことでしょう。
しかし、体調の変化にかかわらず「いびきが常習化」してしまっている方は注意が必要です。
いびきが常習化してしまっている方のうち、約200万人以上の方が、睡眠中に呼吸が何度も止まってしまう「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」に罹患していると言われています。
睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは?
いびきをかいている人を見る度に、よほど気持ちよく寝ているんだろうなと思うかもしれませんが、実はいびきをかくということは睡眠が浅い証拠なのです。
睡眠時無呼吸症候群(SAS)はいびきをかくだけでなく、睡眠時に何度も呼吸が止まってしまいます。それを毎晩繰り返しているわけですから、身体的な負担は半端ではありません。その代償として日中の眠気をもたらし、以下のような弊害をももたらします。
睡眠時無呼吸症候群(SAS)による様々な弊害

- 睡眠が足りず頭がボーッとする。
- 集中力・意欲がなくなる。無気力になる。
- 記憶力の低下。
- 急激な睡魔に襲われるようになる。
- 高血圧など循環器系への疾患になりやすくなる。
- 不整脈・心不全・心臓病など心臓疾患への危険性が増す。
- 糖尿病を誘発しやすい。
中でも、突然襲ってくる急激な睡魔には特に注意しなければなりません。食事をしながら、会話をしながらでも眠ってしまう方がいるほど強烈な睡魔がやってきます。
危険のない状況で寝てしまうのであればまだ良いのですが、運転中や危険な作業中などに眠ってしまっては、他人に危害を加えるだけでなく、自分の命にかかわる大きな損害になりかねません。
このようなリスクを考えますと、習慣的にいびきをかく方の場合、一刻も早い治療開始をおすすめします。
スリープスプリントで いびきと睡眠時無呼吸症候群(SAS)を改善
いびきと睡眠時無呼吸症候群(SAS)を改善する方法として、以下の3つが挙げられます。
方法1 肥大した扁桃腺や口蓋垂(のどちんこ)の切除 気道を塞いでいる直接的な原因となっている扁桃腺や口蓋垂(のどちんこ)の肥大箇所を外科的に切除することで、気道を確保します。 方法2 鼻マスク(CPAP:シーパップ)による治療 睡眠時に特殊な鼻マスクを装着し、小型の空気ポンプから一定の圧力で空気を流し込み気道を確保します。 方法3 スリープスプリント(マウスピース)による治療
患者様お一人おひとりに合わせて作製した「スリープスプリント」を装着し改善する治療法です。 |
当院ではまず “スリープスプリント” をご提案しています。

スリープスプリント
スリープスプリントは、埼玉県越谷市の中川歯科医院の院長であり、歯学博士である中川健三先生により開発された装置です。
睡眠時に装着することで舌が上がり、気道を広げ呼吸がしやすくなります。
いびき、睡眠時無呼吸症候群(SAS)には、スリープスプリントが非常に有効です。
患者様の状態により選択可能な治療法は限られてしまいますが、スリープスプリントが対応可能な症状であれば、初期選択としてスリープスプリントは最適な治療法と言えるでしょう。

- 睡眠検査(終夜睡眠ポリグラフ検査)を行うこと。
- 検査の結果、睡眠時無呼吸症候群(SAS)と診断されること。
- 医師の治療依頼(紹介状)と検査結果があること。
※「軽度の低呼吸症」や「習慣性のいびき症」などの場合には自費となります。